モノを作って、
身近な世の中の役に立つ。
この言葉は、当社が創業以来大切にしてきた理念であり、私自身が最も共感し、世代を超えて受け継いでいくべき想いだと考えています。
ナカヤ化学産業は、創業者・中谷政義によって立ち上げられ、二代目社長・中谷至孝のもとで大きく発展してきました。そして今、私は創業家とは同族ではない立場でありながら、その歴史と想いを受け継ぎ、未来へと会社を進化させる責任を担っております。
当社は本社を東大阪市に、製造・物流拠点を福井県越前市に構え、「大阪人の柔軟な発想と積極性」「越前人の真面目で粘り強く丁寧な仕事ぶり」という両地域の気質を強みとして、国内製造にこだわり続けてまいりました。
厳しい市場環境の中にあっても、品質を守りながら技術力と生産性を高め、競争力を維持してきたことが私たちの誇りです。これからも生産・物流機能のさらなる向上を図り、新たな価値の創出に挑んでまいります。
私は、先人たちが築いてきた確かな基盤の上に、さらなる発展を重ね、次の世代へと引き継ぐことを使命としています。そして、「身近な世の中の役に立つ」という理念のもと、社員一人ひとりがその意義に誇りを持ち、成長を実感できる企業であり続けられるよう、全力を尽くしてまいります。
今後とも、ナカヤ化学産業をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
ナカヤ化学産業株式会社 代表取締役谷尾 陽一
経営の指針
生活者の役に立つ
我々の努力の最終的な形は製品という姿になって現れます。その製品は、生活者に便利さ、楽しさ、経済的なメリットをお届けするために作られたものです。我々はまず、生活者の役に立つことが自分たちの使命であることを自覚しなければなりません。
社員の役に立つ
良い製品を生活者に安定してお届けしていくには、社員が安心して働ける環境を築く必要があります。賃金や休日も含め、地域でも最上位の待遇を社員に提供できるよう努めなければなりません。また、社員がその能力を最大限に発揮できるよう、教育・訓練体制も整えなければなりません。
国、地域社会の役に立つ
企業を永続させるべく、財務の健全性を高めるには、自己資本比率を上げる必要があります。会社の営業活動の中で自己資本比率を上げていくには、無意味な節税などせず、愚直に税引後の利益を内部留保として積み上げていくしかありません。つまり適切な納税を通して国家や地域社会の役に立つことは、自らの健全性を高めていく上でも大切なことであると考えなければなりません。